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  • 執筆者の写真有松天満社 花暦

4/21 虫干しを行いました

 天候の関係で延期となっておりました虫干しを4/21に無事に行いました。


 6/1・2に行われる「有松絞りまつり」と10/1に行われる「秋季大祭」の準備の一環で行われ、山車や大幕や水引幕等の装飾品、そして提灯のお手入れや修繕の有無の確認を行い、当日に備えます。


 当日の様子を少しご紹介させて頂きます。

東町布袋車---朝9時頃、山車会館に展示中の為、山車会館より曳き出して東町布袋車山車庫前まで移動します。この山車は、かつて若宮まつりで曳かれていた祭礼車です。

東町布袋車---夜用大幕や水引幕等を広げ、天日干しにします。写真は夜用大幕(東町布袋車のみ保有)です。普段は山車庫にしまわれているので、虫干しの日と秋季大祭当日の夕方にしか見る事の出来ない大幕です。

東町布袋車---全員で手分けをして100張以上ある提灯をていねいに手作業で虫干しにします。

中町唐子車---同時刻、中町唐子車山車庫横に、山車が曳き出され虫干しが行われました。この山車は内海の東端村から来た為、知多半島の山車文化特融の山車彫刻が施されています。

中町唐子車---今にも力強く泳ぎ出しそうな鯉の水引幕です。金糸の刺繍が大変美しく、立体的な刺繍の技法が躍動感を生み出した水引幕です。

中町唐子車---提灯のデザインも各町異なり、提灯の虫干しの仕方も、三町三様です。

西町神功皇后車---西町神功皇后車山車庫の向かいにある祇園寺境内にて提灯を虫干しにしていました。祇園寺にあった祠を現在の位置に祀ったのが有松天満社であり、祇園寺は天満社にとって大変縁のある場所です。

西町神功皇后車---秋季大祭の際に楫方の皆さんが使用する提灯です。前夜祭や秋季大祭の夜の囃し込みをする際に手に持ったり、夜の曳行時には輪掛に取り付けられ、幻想的な景色となります。

西町神功皇后車---虫干しを終え、山車庫へ山車をおさめます。この山車は、唯一有松で建造された山車で、山車のあちらこちらに施された彫刻には有松天満社の紋章である「梅鉢紋」が彫られています。

 当日は、少し暑さを感じましたが、無事に虫干しを終える事が出来ました。

 当日は、ご協力下さいました地域の皆様をはじめご通行の皆様、そして休日の朝からお集まり下さいました関係者の皆様、誠にありがとうございました。

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