いよいよ東町布袋車の現在使用されている刺繍大幕が、この秋季大祭の昼の部で見納めとなります。
有松と共に山車まつりの歴史に華を飾り続けている美しき刺繍大幕・・・。
山本梅逸による下絵で、大変貴重なものです。
今にも動き出しそうな四霊たち・・・。
刺繍大幕の左から応龍、鳳凰、麒麟、霊亀の刺繍が施されております。
刺繍大幕の送り幕には
到處盡逢
歡洽事
相看總
泰平人
<和訳>
これから向かう処では、喜ばしい事に出逢うでしょう。
全ての人が平和で健やかでありますように。
とあります。
時が経てど、今も昔も変わらぬ想いがつづられています。
一見とても美しい刺繍大幕なのですが、206年の年月は生地の耐久年数をはるかに上回る状況に・・・。
さみしくはなりますが、後世に遺していく為にも、現在使用している刺繍大幕はこの秋季大祭の昼の部をもって見納めという決心を致しました。
この刺繍大幕に紡がれた先人たちの想いは、今も、これからも、これから纏うであろう大幕にも想いを紡ぎ、この有松で歴史を繋いでいきます。
有松に3輌ある山車のうち、東町布袋車だけ、お祭りの昼の部と夜の部とで大幕が取り換えられます。
今回見納めとなる刺繍大幕の最後の披露は赤枠で囲った「昼の部」まで!!
是非、是非、お誘いあわせの上、秋季大祭にお越し下さいませ。
そして、是非、山車曳きにもご参加下さいませ。
山車曳きはご来町下さったどなた様もご参加いただけます。
ご来町の記念に、そして御利益をお授かり下さいませ。
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