明日は午前中に天満社社殿にて「大嘗祭」を斎行致します。
毎年秋は全国の神社において新嘗祭が斎行されます。
新嘗祭の「新」は新穀(初穂)を、「嘗」は御馳走を意味し、天照大御神をはじめ、すべての神様に新穀をお供えして、今年も無事に新穀を得た事を感謝する神事です。
※「新饗(にいあえ;新穀を捧げて饗応する事)」を語源としていると言われています。
五穀豊穣を祈願した春の祈年祭(有松では毎年3月第3日曜日の春季大祭と共に斎行)と相対する神事で、この日、宮中では天皇陛下が国家や国民の為に安寧や感謝を込めて新穀を神々に奉り祈念すると共に、自ら新穀を召し上がります。
※祈年祭の「年」はお米を意味し、その年の五穀豊穣を祈願する大切な神事です。
新嘗祭の起源は古く、「古事記」にも天照大御神が新嘗祭を行った事が記されています。
日本人は古来より農耕民族であり、古くから神々に五穀の収穫を祝う風習がありました。
その年の収穫物は、国家としてもそれからの1年を養う大切な蓄えとなる事から、収穫物に感謝する大切な行事として古くから行われております(現在の勤労感謝の日にあたります)。
今年は新天皇が御即位された年を迎える為、11月23日(有松では11月25日)に斎行する「新嘗祭」を11月14日・15日(有松では11月15日)に「大嘗祭」として斎行します。
天満社でも、午前より社殿にて、地域の皆様を代表して総代ら数人が大嘗祭を斎行し、五穀豊穣の感謝をお伝えすると共に、皆々様のご多幸を祈願いたします。
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