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  • 執筆者の写真有松天満社 花暦

令和5年度献燈神事「金比羅秋祭」、斎行

 11月9日(木)は日没後、東海道の西にある祗園寺にて献燈神事の「金比羅秋祭」を斎行致しました。

 金比羅様をお迎えして、皆様の更なるご活躍とご繁栄、無病息災を祈願申し上げました。


 金比羅様は古来より「海の神様」として信仰されております。  古来より海は物流の主たる経路であり、海の安全を祈願する事は物流の安全と繁栄、物流の安全と繁栄すなわち商売繁盛・五穀豊穣をもたらす大切な存在であります。


 祗園寺は、当社にとって大切なご縁のあるお寺です。

 江戸時代後期の「尾張名所圖會」によると、祗園寺の境内に祀られていた社を寛政の初期(1789年~)の4世文章卍瑞によって、数千から捧げられた詩歌文章等を祗園寺の裏にある天満嶺の山頂に奉納して遷座し、現在に至ります。


 また、「尾張名所圖會」には祗園寺に語り継がれている伝承についての記載もあります。




大雄山祗園寺

有松村にあり。曹洞宗、鳴海瑞泉寺末。元祿年中の創建にして、則瑞泉寺十一世の仁甫和尚を以て開山とす。もと圓道寺といひて、鳴海村にありしが、寶永三年猿堂寺と改號し、又寶暦五年に今の寺號に改め、當所に遷れり。其頃苔厳和尚此處に草庵を結びて假住し、疱瘡の咒をせしに驗ありしとぞ。その後祗園寺を建立し、年を經て駿州に移轉せしが、今も當寺より疱瘡のまもりを出す。又彼庵室の跡の苔をとりて、疱瘡の守とするに應驗ありといふ。



 「金比羅秋祭」当日は、皆様の更なるご活躍とご繁栄を祈願申し上げると共に、無病息災を祈願申し上げました。


 さて、祗園寺の境内には、金比羅様の御堂だけではなく、秋葉様の御堂もございます。

 天満社の年間の献燈神事の中にも金比羅様や秋葉様に関する献燈神事があり、町内の皆様の更なるご活躍とご繁栄、ご健康を祈願致しております。

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