top of page
  • 執筆者の写真有松天満社 花暦

令和2年もあとわずか

令和2年も残すところ、数時間となりました。

過日、有松天満社正門前に門松が据えられました。


古くより門松には「年神様を家に迎え入れるための依り代」という意味合いがあり、その歴史は大変奥深いものです。


「松は千年竹は万年」と云われるように、門松に用いられる松も竹も生命力の象徴として古くから親しまれておりました。

梅もまた、老木になっても豊かな香りを放つ為、松や竹と同じように「長寿の象徴」として古くから親しまれておりました。


松は冬でも青々とした常緑樹であり、松の中には樹齢数千年にもなるものがある事から「生命力の象徴」としては勿論の事、「不老長寿の象徴」とも云われて来ました。

また、松にはその語源にもあるように、常緑樹の中でも「(神様を)待つ」「祀る」につながる樹木であるとされ、大変神聖で縁起の良いものとして積極的に日本の文化に取り入れられて来ました。


門松が現在の形になったのは江戸時代以降のようで、「神様の依り代であり生命力の象徴」である松に加え、真っすぐ伸びる姿から「誠実な心や強い志、健やかな成長の象徴」としての竹や、早春にどの花より先に咲く事から「出世や開運・希望の象徴」としての梅が添えられるようになりました。


さて、世の中も一気にお正月の装いになってまいりました。

当社も例年通り元旦の午前9時より元旦祭を斎行致します。

元旦祭当日は厳しい寒さが予想されますので、体調に十分ご留意いただき、防寒対策をしてお詣り下さいませ。


どなた様も来たる年を、健やかにお迎え頂き、明るく希望溢れる年でありますよう、ご祈念申し上げます。


≫有松天満社元旦祭の詳細はコチラ

閲覧数:44回0件のコメント
bottom of page