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執筆者の写真有松天満社 花暦

天神様と鷽鳥

更新日:2022年11月16日

 有松天満社の上広場東側に大きな鷽鳥の石燈籠がございます。

 かつてはお腹のくぼみの部分に御神燈を灯していたそうです。


 さて、鷽鳥も御祭神・菅原道真公​と大変ご縁がある鳥でございます。


鷽鳥(うそどり):スズメ目アトリ科ウソ属に分類される鳥類の一種。名前の由来は口笛を意味する古語「うそ」から来ており、ヒーホーと口笛のようにさえずる事から名付けられたと云われています。


鷽鳥伝説

 道真公は鷽鳥を大変可愛がっていらっしゃいました。

 大宰府へ左遷された翌年の延喜2年(902年)1月7日、道真公が大切な神事を行っていた際に無数の蜂が襲来し、そこへ愛鳥である鷽鳥が飛来して蜂をすべて食べ尽くし、危機から脱したといいます。

 この故事から、「鷽鳥​は厄災をうそにし(祓い)、幸運を招く鳥」とされ、祀られるようになりました。


 また、「鷽」と「学問の"学"」の旧字体の「學」の冠が同じである事から、「天神様のお仕え鳥」としても祀られております。




御参拝の記念に...

 さて、当社には御参拝の記念として、「おみくじ付き鷽鳥」を授与しております。

おみくじを取り出していただきますと、鷽鳥は笛になります。

 小柄な鷽鳥は「ヒー」とさえずり、大きな鷽鳥は「ホー」と少し低めにさえずります。

是非、当社へ参拝の記念にお授かり下さいませ。

おみくじ付き鷽鳥 (小)1,000縁/(大)1,200縁


≫春季大祭コラム第1話「天神様と春まつり」へ

≫春季大祭コラム第2話「天満社の筆塚について」へ

≫春季大祭コラム第3話「天神様とお牛様」へ

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